婚姻と出生と国籍

  • 2018.03.13 Tuesday
  • 13:38

 

日本は、国籍について“血統主義”をとっています。

これは、出生時に父母のどちらかが日本国籍を有していることによって、日本国籍が与えられるというものです。

 

よって、日本人との“結婚”によって、外国人の配偶者に日本国籍が付与されることはありません

 

つまり、日本人男性と外国人女性が結婚した場合、

夫は引き続き日本国籍のままで、妻は引き続き外国籍のまま、ということになります。

ただし、日本人女性と外国人男性の婚姻の場合は、

結婚する相手の男性の国籍によって、必然的に(自動的に)夫の国の国籍を取得してしまう場合があるので、要注意です。(注1)

 

※注1 アフガニスタンやイラン、サウジアラビア等の国では、結婚によって夫の国籍を取得します。よって、当該日本人女性は、一時的に日本国籍と相手方の国籍の二重国籍となります。

しかし、日本は二重国籍を認めていないため、国籍を選択する必要があります。ここで、日本国籍を選択すると外国籍を喪失し、外国籍を選択すると日本国籍を喪失します。

 

 

日本国籍である者には、“戸籍”があります。

日本人同士が結婚した場合、戸籍の身分事項に“婚姻”の記載と、婚姻日、配偶者氏名、従前戸籍地等が記載されます。

更に、婚姻により夫婦は同じ戸籍となるため、

“戸籍に記載されている者”として、配偶者の氏名や生年月日、父母の名前や出生の情報等についても記載されます。

しかし、日本人と外国人が結婚した場合、日本人の戸籍の身分事項の欄に“婚姻”の記載がされ、婚姻日や配偶者の氏名、国籍、生年月日等が記載されますが、

“戸籍に記載されている者”とはなりません。

 

 

また、日本は血統主義をとっているため、

出生時に父母のどちらかが日本国籍を有していれば、生まれた子は日本国籍を取得することになります。

これは、日本で生まれても外国で生まれても、同様です。

 

しかし、外国人夫婦の子が日本で生まれても、日本国籍を取得することはできません。

 

 

 

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これがダメなら、次はこれ…で通用する?

  • 2018.02.20 Tuesday
  • 16:07

 

これがダメなら、次はこれで…

何のことかというと、もちろんビザのことですが、

例えば、「留学ビザ」を申請して不許可になったので、今度は「家族滞在ビザ」を申請してみよう、

とか、

「技術・人文知識・国際業務ビザ」を申請して不許可になったので、今度は「経営・管理ビザ」を申請してみよう、

などのように、

一つのビザが不許可となったから、今度は違うビザで申請してみよう、という方はいらっしゃいます。

果たして、申請するビザの種類を変えたら、許可となるのか?!について、

今回はお話します。

 

結論から言うと、これは、当然のことですが、

“不許可となったビザ”の“不許可理由”に大きく左右されます

 

例えば、「留学ビザ」が不許可となった理由が日本語能力の不足で、

今度は「家族滞在ビザ」を申請する場合、

「家族滞在ビザ」には日本語能力は関係ないので、

他に問題がなければ、許可される可能性は大きいといえます。

 

ところが、

例えば、「技術・人文知識・国際業務ビザ」が不許可となった理由が、学歴を満たしていないという場合で、

今度は「経営・管理ビザ」を申請する場合、

「経営・管理」ビザには、特に学歴の要件はありませんが、

昨今の審査過程で学歴は大きく影響しているため、

他に問題がなくても、「経営・管理ビザ」を申請する動機や本人の経歴等によっては、マイナスに働き、

不許可となってしまうケースもあります。

 

さて、“不許可理由”に大きく左右されるとは言いましたが、

どのような申請においても、非常に重要なのが、

過去に何らかのビザを申請したことがあり、それが不許可となった履歴がある場合、

例えそのビザの種類が今回申請しようとするビザとは何ら関係ないものに思えたとしても、

いつ、何のビザを申請して、どうして不許可になったのかを明確にする必要がある、

ということです。

 

当社で扱う案件やご相談を受ける件を見ても、

何らかの不許可歴がある方が、それを説明せずに、しれっと他のビザを申請したり、

または再度同じビザを申請したりする場合、

多くのケースで“不許可”となっているようです。

 

おそらく、

過去の事情についても説明できない“不誠実な人物”とみなされたり、

不許可となった理由が今回の申請に何らかの形で関係している可能性があるからだと考えられます。

 

なので、もし不名誉にも“不許可(不交付)”という結果を受け取った場合

きちんと入国管理局において理由を確認し、

次回の申請に備える必要があるわけです。

 

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注意!配偶者の有無の記入

  • 2018.02.15 Thursday
  • 11:37

 

夫婦関係を根拠とした在留資格(以下、「ビザ」といいます)(日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、家族滞在、定住者等)を申請する場合、

当然のことながら、申請書の「配偶者の有無」の欄には、“有”に〇をつけますよね。

 

でも、他のビザ(例えば、就労ビザや留学ビザ)を申請する場合、

配偶者がいるにもかかわらず、“無”に〇を付けて申請してしまっている方、

実は意外に多いようです。

 

その理由を聞いてみると、

・(留学ビザの場合)自分は留学生なので、配偶者の有無は関係ないと思った

・海外での結婚で、日本では手続きをしていないから、“無”でいいと思った

など、様々です。

また、中には、もしかしたら何か事情があって、

それを意図的に隠そうとして“無”に〇をつけた人もいるかもしれません。

 ↑

これは、結構悪質ですね(^_^;)

 

さて、そのような方が、

「夫婦関係を根拠とするビザへ変更したい」、

または、そのビザで「配偶者を呼び寄せたい」、と考えたとします。

 

この場合、もちろん“配偶者”としてのビザなので、

「配偶者の有無」には“有”に〇をつけます。

そして、婚姻証明書等の婚姻を証明する資料を一緒に提出し、

二人がきちんと法的に婚姻関係にあることを証明しようとします。

しかし、そこに書いてある日付が、前回「配偶者の有無」に“無”に〇をつけた申請書を提出した日よりも前だったりすると、

資料を確認した入国管理局は、当然、あれ?どういうこと?と思うでしょうし、

“偽装か?”と疑われても仕方ありません

そして、入国管理局としても、事情を確認するために、

説明(追加資料の提出)を求めてくる、ということになります。

(もちろん、それもなく、不許可の結果となってしまうことも、あります。)

 

そのときになって、

「あれは“うっかりミス”だった」とか

「配偶者は“無”でいいと勘違いしていた」などとどれだけ説明しようが、

残念ながら、これまでのケースを見ていると、結果は不許可となることがほとんどです

なぜなら、申請書には「以上の記載内容は事実と相違ありません」と書いてあり、

申請人または申請代理人が署名しているからです。

それが、“実は間違いでした”、と今更言ってみたところで、何の説得力もないわけです。

 

申請書類については、事実に基づいて正確に記入し、記入が終わったら再度内容を確認し、

もし、どう書けばいいかわからない、と思ったら、入国管理局や専門家に確認するべきです。

“めんどくさい”とかいう理由でそれを怠ったら、結果的にもっと“めんどくさい”ことになりうるのです。

 

 

 

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